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題名には2日目としましたが、厳密には3日目です。到着した日は既に夕方で、何も出来なかったので、ノーカウントにしました。

さて、それで台北滞在2日目となる8月9日は朝10時にようやく外に出ました。泊まっているところから駅まで、輔仁大學の構内を縦断して行きます。



この日はサークルの先輩でたまたま台北に滞在している方に台北を案内してもらうことに(ちなみに北京ダックは彼に連れて行って頂いた)。輔仁大學の正門前で落ち合って、早速、昼食を食べに行きました。私も先輩も昨晩の北京ダックが重くのしかかっていて、あまり食欲が湧かなかったため、飲茶としました。

飲茶にしようと決めて行った先は台湾大学。そう、台湾の名門、台灣大學の学生街です。そこのとあるお店に入って炒飯などを注文。普洱茶を飲みながらのんびりとした昼食でした。



昼食を終えると、せっかくここまで来たのだからと、台灣大學を見に行きました。



南国っぽい雰囲気だなぁ・・・と言う前に、よく考えてください、これ、大学の構内ですよ。おいおい、日本の東京大学や京都大学でもこんな立派な並木道は無いぞ、と中華民国政府のこの大学への注力っぷりに圧巻されました。

先輩が「パスポートを預ければ図書館に入れてくれるらしい」という情報を持っていたので、図書館へ突入することにしました。
図書館はこれです。



な、なんだこれ。

京大の附属図書館を大きくて立派だとか思ってた私は井の中の蛙でした。これはすごい。これ全体が図書館なんです。

入り口のゲート横の端末で個人情報を入力し、登録作業をして受付へ行くと、本を持っているかと聞かれ、はいと答えるとコインロッカー(返金されるやつ)を指さして、荷物を預けて入ってくださいとのこと。

また、無線LANは使うかと尋ねられたため、これも肯んずると、Wifiアクセス用のIDとパスワードが記載された紙を発行してくれました。あと、一時入館証のカードも手渡されました。

荷物をロッカーに入れて、ゲート(このゲートは京大の総人図書館の退出ゲートと同じ)を通ると、早速大きなホールがお出迎え。

これぞ大学の図書館といった雰囲気で、とてつもなく立派でゆったりした設計になっています。書架については京大の図書館と同じぐらいの幅で並んでいるのですが、京大附属図書館なんぞよりも遥かに本を探しやすく、また洋書や和書(日本語)も一般書架でごちゃ混ぜに並んでいて、情報量だけで見れば圧倒的に京大よりも上だなぁと感じさせられました。

ここで、和書について言及しましたが、日本語の本や雑誌が1階から充実していたのには大変に驚かされました。それだけ日本人留学生が多いということなのか、親日的で日本語を話す人が多いということなのか、定かではありませんが、とにかく日本語の書籍がかなり多いです。

図書館内は一応撮影禁止なので、それを順守して一枚も撮りませんでしたが、撮りたくてたまらなかったです。これを日本の大学生に見せればどういう反応をするのか、多分私と同じ感想を抱くと思います。それだけ圧巻の図書館でした。また、日本の大学図書館にありがちな、ノートと筆箱を出して勉強する学生があまり見受けられなかったのも印象に残りました。
台湾の大学生は、かなりの割合がノートパソコンと参考となる書籍を広げていました。海外の大学ってどこもこんなもんなのかもしれませんね。2013年になっても大半の学生が紙と鉛筆を机に広げているのは日本ぐらいなものかもしれません。

色々物色してから、図書館を出ました。これで2時間近く消費してしまいました。

大学構内も面白く、帝国大学時代の建物がそのまま使われていたりして、日本に居るような錯覚を覚えました。

台灣大學、とても魅力的な場所でした。同じ帝国大学から出発しているはずなのに、大学ランキング的にも日本の諸大学を差し置いて上位に位置しているという点も面白いですね。

さて、台灣大學を出て次に向かった先は「北投温泉」。台北市郊外の温泉地です。ここへはMRTの淡水線で北投駅まで行き、そこから支線の列車で新北投まで乗車します。駅から出れば、道は多分わかる、というくらいに簡単でした。北投温泉には何故か「熱海」という文字が至る所にあり、ホテルの名前で用いられる等していました。きっと日本からの観光客が昔から多かったのでしょう。

ところでこの温泉、酸性がかなり強く、表示にも15分以上連続して入浴するなと書いてありました。私は10分ほど入った所で膝の裏の皮膚が赤くなり、かなり痛かったです。肌の弱い人が北投温泉に入浴する際は要注意です。

ちなみに台湾の温泉の多くは混浴で水着着用ですからお忘れなく。北投温泉のようなポピュラーな温泉では入口横で水着の販売をしていますし、値段も安く、思い出の品にもなりそうな文字入りですから、敢えて持っていかずにその場で購入するというのもひとつの選択肢かもしれません。

北投温泉を出ると、新北投駅前の公園で少し休憩した後、一緒に行った先輩とともに日式の居酒屋へ向かうことに。

MRTに乗って移動し、目的の居酒屋の前に行くと、満席。しかもどのテーブルにも料理が乗っていて当分空かなさそう。しかたがないので附近の他の居酒屋を探してみたところ、「居酒屋」という字が書かれた赤提灯が目に入りました。

さて、台湾の日式居酒屋とはいかなるものか、とても惹かれながら中に入ると、店主が「イラッシャイ」。でも、日本語は話せないようです(笑)

頭上の壁に貼ってあるお品書きも日本語で「もずく」などと書かれていましたが、きちんとメニューの冊子が手渡され、そちらで注文することになっているようです。

できるだけ日本の居酒屋を真似てみたけれど、言葉まで真似たら都合が悪くなっちゃったという感じで、別にそこまでこだわらずに壁面のお品書きぐらい中国語で書けばいいのに、と思いましたが、無粋でしょうか。



日本酒も一升瓶で並んでいて、とても台湾に居るとは思えないような雰囲気でした。私はアサヒスーパードライを注文したところ、ビンで出てきてしまい、お酒に弱い私は帰りにはヘロヘロになってしまいました。

そんなこんなで夜の23時半まで楽しんだ所で2日目の台湾は終了です。
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