歌のテスト

　今日は学校の音楽の時間に歌のテストがあった。歌った歌は「翼を抱いて」。去年まで６年生で習う歌だったのに今年からは５年で習うことになった。去年の６年生も卒業式で歌っていた。そのとき歌詞に感動して気に入っていた。でも、音程が高いのが難点。僕は男なのであんまり高い声は出せない。出せたとしても恥ずかしい。
　テストは４人組で歌う。事前に決めていたチームだ。そのうち１人はインフルエンザで今週は１度も来ていない。今日も来ていなかった。結局３人で歌った。僕は歌う自身はあった。あとの２人がちゃんと歌うか不安だった。みんなの前に立った。心臓の鼓動が感じられる。恥ずかしい。やっぱり歌いたくない。と思っているうちに前奏が始まった。もう後戻りは出来ない。仕方なく歌った。３人とも歌った。僕的にはクラスの男子で一番大きな声が出せているチームだと思う。メンバーを選んでよかった。その２人は仲がいいほうだった。そして歌が終わる。恥ずかしかった。多分、今日休んだ人は一人で歌う事になるだろう。かわいそうだ。僕より恥ずかしい思いをしなければならない。その人は次の音楽の時間に来ていたらおそらく歌う前に先生に反抗するだろう。そんな奴だ。まあ、いいところもあるのでいい。では今日はこの辺でさようなら。